かこさとしさんの絵本
おととしに92歳で亡くなられた「かこさとし」さん。
こどものころから「かこさとし」さんの絵本が大好きでした。
「からすのパンやさん」を子どものころに読んだよって方はいらっしゃると思います。
見開き1ページに埋めつくされるモノ・モノ・モノ!!
カラスのパンやさんのパン、だるまちゃんのお父さんがだるまちゃんのために準備してくれるものたち、
思えばの子どものころからコレクション欲が強い子でした。
リカちゃん人形のお洋服やグッズ。
キャラメルやリカちゃんガムのおまけ。
サンリオグッズ、スヌーピーグッズ。
物欲がすごい・・・
10歳までひとりっこだったので、静かに一人で遊ぶことの多かった子供時代。
かこさとしさんの絵本は、物欲のオニな子どものわたしの世界に共感してくれたような感覚だったように思います。
『ことばのべんきょう』シリーズ絵本が一番のお気に入りだったんですが、大人になったころには行方不明。
母親になったわたしは、自分の子どもたちにも読ませたくて、題名を覚えてないながらにインターネットで捜索しGETしました。
子どもたちにはそんなに興味もってもらえなかったような記憶があるので、完全に自己満足。
ことばのべんきょうシリーズは4冊
・ことばのべんきょう1くまちゃんのいちにち
・ことばのべんきょう2くまちゃんのいちねん
・ことばのべんきょう3くまちゃんのございさつ
・ことばのべんきょう4くまちゃんのかいもの
ここにもモノ・モノ・モノ
子どもころのわたしの知識欲と収集癖を見事に満足させてくれる絵本なのでした。
子どもたちに寄り添う愛情と、かこさとしさん自身の少年のような好奇心。
それが合わさって、素敵な世界が紡ぎ出されています。
子どもたちへの愛情と、伝えることへのこだわりに胸をうたれます。
「かこさとしの世界展」が全国巡回中なので、早く福岡に来てくれないかと心待ちにしています。
12月29日にはNHK日曜美術館「かこさとし最期のメッセージ 未来を生きる子どもたち大人たちへ」が
アンコール放送されるようです。
12月29日(日)午後8:00〜8:45